エブリィ カーブ時の異音

皆さんこんにちは!!

 

みどりモータースの整備士、坊ヶ内です!(^^)!

 

今回ご入庫いただいたお車は、DA17の比較的新しいエブリィになります!

 

このエブリィ、まだ初めての車検を迎えていないのにかなり走行されていて尚且つ何度か溝にはまってしまった事もあるんだとか??

 

それで最近、右カーブの時に コッコッコッ といった異音がするようになったので診てほしいとのことです!

 

早速お客様に同乗していただき、試乗していきます!

 

しばらくは平坦な道を走り、登坂、下り坂と様々な環境を試していきます。

 

ハンドルを真っ直ぐに維持している状態だと、特に異変は視られません(-“-)

 

次いで、お店の近くの交差点にて左折と右折をします。

 

お客様の仰る通り、確かに右カーブ時に足元辺りから コッコッコッコ といった地響きのに近い異音がします。

左カーブ時も似たような音が聞こえてきたので、お客様に異音の確認を取り、早速車体を上げての足回り点検に移っていきます!

 

まず4柱リフトで車体を上げて、足回りにガタがないか点検します。

 

 

フロントの左のタイヤにガタはなかったのですが、右側がアウトでした(-“-)

 

ハブベアリング、フロントショックアブソーバー、ロアアーム、スタビライザー、スタビリンクロッドは特に異常なさそうだったのですが、タイロッドとタイロッドエンドのボールジョイント部にガタがありましたので、異音の原因は恐らくここだろうと予測を立て、お客様にご説明します!

 

その後、お客様の了承も得たのでタイロッド関係の交換に移っていきます!

 

まず、フロントの右タイヤを外します。

 

 

この先っぽがゴムになっていて、車体の中心部に伸びていってる部分の外側がタイロッドエンド、内側がタイロッドになります!(^^)!

 

そして、黒色のジャバラになっているゴムが、ステアリングピニオンサイドブーツです。このブーツの中でタイロッドとギアボックスを連結させている構造になってます!

 

まず、タイロッドエンドの17ミリのナットを緩めて、衝撃を与えてボールジョイント部とナックル部を分解させます。

 

その後、新しい部品を組む際に参考になるようタイロッドエンドが付いていた位置にマーキングをして、ロックしているナットを緩め、タイロッドエンドを反時計回りに回して外していきます!(^^)!

 

タイロッドエンドが外れたらサイドブーツのブーツバンドを外し、ブーツを抜いていきます。

ここまできたら作業をしやすいようにハンドルを右一杯に切り、タイロッドの端の切りかけのモンキーレンチを噛ませて緩めていきます!(^^)!

こちらが外れたタイロッドの新旧比較写真です!

 

右側が新品左側が古いものになります。

 

上の部分がボールジョイントになっているのですが、ここが弱り切っているため首が折れたみたいにグラグラになっていました(;^ω^)

写真を撮り忘れてしまいましたが、先に外したタイロッドエンドも同様にグラグラしていました汗

 

後は逆の手順で組付けていけば完成です!!

 

組付けた後はタイヤのガタもなくなり、カーブ時の異音も収まりました!(^^)!

 

走行時の異音って不安になりやすいかとは思いますが、スズキアリーナ北神に来店していただければすぐに診させていただきますので、お気軽にお問合せください(^_-)-☆

 

ご入庫お待ちしております!

 

みどりモータース

 

078-952-1600