車からカタカタ異音がする”(-“”-)”

こんんちはスズキアリーナ北神の整備士、坊ヶ内です!(^^)!

 

今回ご入庫しましたのはMA36Sのスズキ ソリオになります。

 

ご入庫の経緯としましては、走行時やアイドリング時に、カタカタ もしくは コトコト と異音がするので点検してほしい。といった内容になります。

 

早速お車にご同情させていただいて異音の確認です!

 

確かにエンジン回転が低くなるタイミングや、信号待ちでアイドリング状態である時に、若干の振動と金属が振れているような異音がします。

 

可能性が高い足回りのスタビライザーやマフラー、タイロッドエンド等を点検しましたが特に異常はなさそうです汗

 

次いではエンジンルーム内の点検です。

 

エンジンルームで怪しい個所といえば ファンベルト、ベルトテンショナー、エンジンマウントやその他金属ホース等様々な要因があります。

 

薄暗いエンジンルームをライトで照らしながら、異常がないかを探っていたら上記のベルトテンショナーからオイルが漏れているのが確認できました!!

 

エンジンをかけ、空ぶかし等をすると若干の振動と異音を確認することができたので早速お客様に異音の確認をしていただきました(-_-)

 

やはり走行時と比べると異音のボリュームに若干の違いがあるようでしたが、お客様の仰るニュアンスとは一致していたため部品交換の手配をさせていただきました!

 

こちらのお車、まだ新車から3年経っていないのと走行距離も6万キロ未満のため保証修理での対応となります。

ちなみにスズキの車は他メーカーに比べると保証修理の対応が手厚いのです。

(上記の車両条件を満たしていても全ての部品を保証交換できるわけではありません。対象の車両や対象の部品がさ決められてますのでご了承ください。)

 

今回のベルトテンショナーの不具合の場合は、ベルトテンショナー本体、アイドラプーリー、ジェネレータベルト、クーラーベルト、各ボルト。になります!

 

後日、部品が全て入荷したので早速作業開始です!

 

まず、車両をリフトアップしてしたからテンショナーの位置を確認します。ちなみに手前にある丸い物はクランクプーリー。それの周りに付いている黒い縦長のものが手前からクーラーベルト。ジェネレータベルトになります。

 

 

 

 

そして、写真では見え辛いのですが画像右上あたりに写っているものが今回交換するベルトテンショナーです!

 

ちなみに上から撮影したものがこちらになります。

 

 

 

テンショナーのブーツ部付近からオイルが漏れて(滲んで)いて、テカテカいているのが確認できます。

 

まず、手前のベルトを2本とも外してこういう状態にします。

 

 

 

その後はテンショナーの12ミリと14ミリのボルトを外して、アイドラプーリーのボルトも外します。

 

 

 

こちらが外したテンショナーの写真とアイドラプーリーの写真です。(どちらも右が新品になります)

 

 

 

 

 

新品と比較して見るとオイルのテカテカ感が際立ちますね。

 

あとは逆の手順で組んでいくだけです。

今回は作業中の写真が少なめで申し訳ありません汗

 

作業完了後、初回診断時と同じように空ぶかしや試乗をした結果、異音が完全になくなっていたので整備成功です!(^^)!

 

今回のような異音は車に乗っている以上どうしても出てくる問題だと思いますが、今回のベルトテンショナーの異音は最悪の場合はジェネレータベルトにかかる張力が弱くなり、発電不良を起こしエンジンがかからなくなる可能性もあります。

 

今回は早期発見できたので大事には至りませんでしたが、もしお乗りのお車に違和感や異音を感じたらすぐにみどりモータース本店にご連絡お願いします!

みどりモータース 本店 078-952-1600